ある日、子供たちが図書館で遊んでいると、いつもとは違う絵本が突然増えていることに気づいた。表紙には不気味な絵が描かれており、子供たちは興味津々で手に取った。絵本は誰が書いたのか、謎めいていた。
子供たちは絵本を読み始めると、美しい絵と魅力的な物語に引き込まれた。しかし、次第に物語が怪奇的な展開を見せ始め、子供たちは違和感を覚えるようになった。絵には異次元的な存在が描かれており、心に不安を抱く。ほかの絵本よりも子供たちの興味を引くようで、連日何人もの子供がその絵本を読みに図書館を訪れた。
司書は不思議に思って様子を見ていたが、また1つ、次の日にまた一つと、新しい絵本が棚にどんどん増えていった。
その様子を見た司書は、誰がこの絵本を置いたのかを調べるが、作者の情報は一切見つからなかった。絵本自体も、図書館に突然現れたようで、誰が持ち込んだのかも謎のままだった。絵本はただそこにあるだけで、特に害はなさそうだった。子供たちは絵本を読むのをやめることはなかったが、その不気味な内容に疑問を抱きながらも、つい引き込まれてしまった。
絵本は図書館に留まり続け、人々に害はなかった。しかし、誰がこの絵本を作成し、なぜこんな不気味な内容の絵本を図書館に置いたのか、その真相は依然として謎のままであった。子供たちは不思議な絵本を読み続けるが、その背後にはいったい何者がいるのか、誰も知る由もなかった。