彼女はSNSに投稿することが大好きで、仕事が終わるとすぐにスマホを取り出して投稿をチェックしていた。彼女はいつもオリジナルのコンテンツを作って投稿していたが、ある日を境に、勝手に投稿が削除されるようになった。

彼女は最初は深く落ち込んでいたが、投稿が削除される理由を調べるためにSNSの運営会社に問い合わせてみた。回答は「生成AIによって生成された低品質なコンテンツ」というものだった。彼女は驚いたが、その後もSNSに投稿し続けた。

彼女は、どんな工夫をしても投稿が削除されることが多くなり、SNSの活動に熱心ではなくなっていった。しかし、ある日、彼女はインターネットで「AIに消されないための攻略法」という記事を見つけた。それは、単純なテキストのコピー・ペーストではなく、オリジナルの文章を投稿することだった。

彼女はこの攻略法を試してみると、投稿が削除されることはなくなった。彼女は、その後もオリジナルの投稿を続けたが、時間が経つにつれ、彼女は自分が投稿する内容が変わってしまったことに気づいた。同じような投稿しかできなくなり、彼女は投稿することが辛くなっていた。

また、SNSを見ていると、彼女は投稿が似たり寄ったりで面白みがないと感じるようになっていた。”人間が作った”コピペのような投稿ばかりになってしまっているのだ。

“人間によるオリジナリティ”を追及した結果、全部が同じようになりつまらなく感じてしまった。これが本当に価値のあるコミュニティなのだろうか。
玉石混交が入り混じっていた時代を思い出し、今の没個性的な投稿しかないアプリをアンインストールした。

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